うつ病の特徴
うつ病の患者数は年々増加し、2008年の段階で100万人を超えています。家族や友人、職場の同僚にうつ病の人がいるという人も少なくないでしょう。
一般に、女性は男性よりなりやすいと言われています。女性はホルモンバランスの崩れによって精神的に不安定になりやすく、そこに「良き妻でなければ」「良き母でなければ」といった重圧が加わるなどの原因も考えられます。
特に近年目立ってきているのは、30~40代に多い働く人のうつ病です。一旦症状が回復して復職しても再発する確率が高く、2度3度と休職に追い込まれるケースがあることも問題となっています。
うつ病は、精神的にも身体的にも様々な症状が現れます。
憂鬱な気分が続き、以前は興味を持っていた趣味等にも興味が持てなくなります。体がだるく、思考力や集中力も低下し、寝つきが悪いなどの睡眠障害も見られます。
誰しも、仕事でミスをしたり、人間関係でトラブルがあれば気分が落ち込むものですが、大抵はしばらくすると元気になります。一方、うつ病は上記のような症状が2週間以上、ほぼ毎日続き、日常生活に支障を来します。
うつ病のタイプ
うつ病は他にも、その症状や病気になる過程によって、「双極性障害」「非定型うつ病」など様々なタイプに分類されます。
「双極性障害」は、以前は躁うつ病とも言われていたもので、うつ状態と躁状態が交互に現れます。躁状態のときには気分が高揚し、何でもできるような気分になり、高額な買い物をしたり徹夜を続けたりすることがあります。
「非定型うつ病」は、近年メディアの影響で広く認識されてきた「新型うつ」と同義として扱われることが多いものです。楽しいことなどのきっかけで一時的に気分が良くなることや、過眠・過食、他罰的な言動、他人からの批判に過敏といった特徴があり、20~30代の若者に多くなっています。「仮病だ」「怠けている」と誤解されることも多いようですが、実際に悩み苦しんでいる人たちがいることも事実なのです。
うつ病の症状
どのような心の悩みがうつ病に該当するか各症状についてご説明します。
対応、接し方
うつ病のチェックテスト
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