恋人（彼女・彼氏）への対応

うつ病の症状が現れているときには、大好きな恋人でも会う気がなくなったり、電話やメールも面倒になったりします。一人の時間を長くとりたくなることも多くなります。
恋人と会っている時間も、楽しそうに振る舞えない自分を申し訳なく思ったり、心配や迷惑をかけたくないという気持ちが働き、距離を置く傾向があります。異性への関心や性欲も低下しているため、以前のように愛情表現やスキンシップができなくなります。
恋人はその変化に戸惑い、何とかしなければと思い悩むあまりに恋人自身が心のバランスを崩してしまったり、自分に関心が無くなったのだと誤解して関係が解消されてしまうことにもなりかねません。

恋人に対しては、今の自分の心身の状態を伝えて、これがうつ病の症状のためであることを理解してもらうことが必要です。恋人から気分転換にと旅行やデートに誘われても、せっかく誘ってくれたのだからと無理をすることは禁物です。
自分がしたいこと、したくないことを恋人に率直に伝え、自分自身の負担を減らすこと、そして恋人に不安な気持ちを抱かせないようにしてあげることが大切です。