家族への対応
うつ病は、症状の重さによっては長期間の治療を余儀なくされます。その間、サポートしてくれる家族の存在はとても大きなものとなります。
しかし抑うつ気分などの症状のせいで、攻撃的な言葉をぶつけてしまうこともあります。家族のちょっとした言葉に過敏に反応して、激しく自責の念に駆られたり、怒りや失望をあらわにすることも多いでしょう。逆に、「家族に迷惑をかけたくない」という気遣いや「どうせ理解してもらえない、助けてもらえない」というネガティブな考えのために、サポートを拒絶して自分の殻に閉じこもることもあります。
心配をかけまいとして、うつ病にかかっていること自体を家族に隠そうとすることも多く見られます。うつ病の回復には、焦らずじっくり取り組む姿勢が大切ですし、自分の状態を客観的に見つめたり、生活習慣の改善も必要になってきます。家族の適切な配慮とサポートを得ることは、うつ病の回復を早めることに繋がるので、自分の状態や率直な気持ちを伝えることは第一歩と言えるでしょう。
うつ病を患うと、思考力や決断力が低下するので、治療の過程で何か大きな決断をしなければならないような場面では、家族に選択肢を絞りこんでもらうなどして、少しでも本人の負担を減らしましょう。
また、うつ病は身近な人にうつりやすいと言われており、実際に、例えば夫がうつ病になり、必死でサポートしてきた妻がうつ病を発症するといったようなことが多くあります。
うつ病の家族の回復と、他の家族の健康のためにも、抱え込まずに専門家に相談するなどして心のバランスを保つことが大切です。
うつ病の症状
どのような心の悩みがうつ病に該当するか各症状についてご説明します。
対応、接し方
うつ病のチェックテスト
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うつ病のチェックテスト