境界性パーソナリティ障害と友人関係
境界性パーソナリティ障害によって、友人への対応が荒くなることも珍しくはありません。特に若いうちは精神的に不安定な部分もあり、年齢が近い友人だと同様のストレスや悩みに悩まされることもあります。お互いが仲良くしたいと思っているにもかかわらずちょっとした感情の変化がきっかけとなって嫌悪感が増し、強くあたってケンカとなり、大事な友人をなくしてしまうこともあります。また、育ってきた環境が似ている場合はお互いに仲間意識が生まれ、自傷行為や自殺未遂を共に行うなどもありえます。場合によっては口論だけですまないこともあり、ケガや命に関わる可能性もあります。
この場合、家族崩壊などが原因で境界性パーソナリティ障害を起こしている可能性もあります。友人への対応だけでは家庭での状況が把握できないため、どれだけ互いのことをよく知っているかが重要になります。本人は友人への対応が荒くなった、きつくなったと感じていない可能性もありますから、境界性パーソナリティ障害であることを早い段階で受け入れなければ、関係の修復も難しくなってしまいます。もし頼れる家族がいなく、治療に協力的な人がまわりにいないとなれば、大事な友人の一人としてかわらずそばにいてあげることが望まれます。治療が行われ症状が改善に向かえば、本人もその存在の大切さに気づくことでしょう。
境界性パーソナリティについて
境界性パーソナリティの特徴や自覚症状、原因、治療方法や回復までの経緯についてご説明します。
境界性パーソナリティの症状
対応・接し方
境界性パーソナリティ障害のチェックテスト
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